2012年10月19日金曜日

5/17:ブリュッセル(1)

(これ以前もこれ以降も、タイトルになっている街はその日宿泊した街です)


さて、5月17日。旅を始めて9日目。
この日はオランダから隣国ベルギーに向かう日ですが、まさかのマウリッツハイス美術館の工事で観られなかった「真珠の耳飾りの少女」を観る為に再度デン・ハーグへ向かうかどうか……というところで悩んでおりました。

というのは嘘で、別に悩んではいません。
実は殆ど「行く」というのは決定していました。だって今を逃すといつまた観られるチャンスがあるか…。
というわけで移動日ですが、バックパックを背負ってデン・ハーグにまた向かいました。

アムステルダムともお別れ。内心ホッとしたり。
昨日と同じようにアムステルダム中央駅から電車で40分程、デン・ハーグへ。

バックパックを駅のロッカーに預け(支払いはコインではなくクレジットカード。使用方法も英語でよくわからず苦戦した)、目指すはデン・ハーグ市立美術館。前日よりも遠い目的地。
なんとなく位置はわかっていたので、黙々と歩くこと1時間…。
交通機関を使えばいいのにと思うかもしれませんが、前から書いている通り異国の市内交通機関なんて怖くて使えません。

歩いている途中で見た景色を。
しかし、ベルギー行きの電車を逃さない為にも、あまり長居は出来ません。
さっさと歩きます。
豪華な館。

公園。

前日は来た事無い場所を通って行きましたが、市内のあちこちにあるマップや案内板を見れば結構無事に辿り着けます。そういう面で観光客に優しい街は良いなあと思います。
というわけで。

辿り着きました。「デン・ハーグ市立美術館」。
ここにマウリッツハイスに収蔵されている作品が展示されているハズ!
半ば取り憑かれたように求めていた「真珠の耳飾りの少女も」…。

館内は撮影禁止で写真はありませんが、ありました。ありましたよ!
「真珠の耳飾りの少女」!!
(Wikipediaの画像をお楽しみください)

「やっと来てくれたのね」と俺に向かって振り向いている、とか変な妄想をしたりもしましたが、この絵の為にここまで来て良かった…、と思えるくらい美しい絵でした。

しかし10月現在、神戸市立博物館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」により今彼女は日本に来ているみたいです。
今ならオランダに行かなくとも神戸に行けば彼女の美しい姿が観られますよ。
こんなに急いで観に行かなくてもよかったのかも、とか思っちゃいそうですがそれでもオランダで観る事が出来たのはよかったなあ。

帰り道。

広場&ビル。
デン・ハーグ、良い街だった!





さあ、オランダで無事に「真珠の耳飾りの少女」も観終え、次の国ベルギーへ。
ドイツ、オランダときて3か国目です。

簡単ですが、こんな感じで進んでおります。
最初の赤丸がフランクフルト、次がケルン、ブレーメン、国境越えてオランダのアムステルダム、そしてベルギーのブリュッセル。

一旦アムステルダムに戻り、そこからブリュッセルへ向かいます。
「Thalys(タリス)」という超カッコいい深紅の新幹線に乗りたかったのですが、追加料金がかかってしまうので諦めました。
ユーレイルパスを持っていてもお金がかかる時は普通にかかります(大抵の場合割引はあるけど)。特に新幹線は他の種類の電車とは別の料金設定の場合が多いので、タダで移動したい時はあまり新幹線には乗れません。
ちょっとツマラナイ話になるかと思いますが、これからヨーロッパの電車にユーレイルパスで乗るという人の為に書いておきます。興味ない人は飛ばしてください。
新幹線の料金設定は基本的に乗車運賃と特急料金、座席指定料金の3つで成り立っています。日本もたしかそうですよね。しかしユーレイルパスには乗車運賃と特急料金しか含まれておらず、座席指定料金は追加で支払わなければなりません。つまり全席指定の新幹線だと、席予約分のお金が確実に掛かる。
ドイツやオーストリアなどの新幹線は全席指定では無く、予約したいなら予約しても良いよというものなので、席を予約せずとも乗る事が出来ます。つまり席予約の必要性が無い分、予約料金を支払わずともユーレイルパスだけで乗車可能。そのかわり予約者が優先されるので、最悪の場合席に座れないこともありますが。向こうの新幹線は日本のように自由席と指定席で別れていないのです。
しかし、ただ単に座席指定料金を払えばいいという場合が少ないのもやっかいなところ。どういうことかというと、乗車運賃、特急料金、座席指定料金が一つになった「包括運賃」というものを採用している国が増えて来ているのです。一般の人は複数のチケットじゃなく一枚のチケットで乗れるわけですから楽だと思うのですが、ユーレイルパス所持者にとっては厄介きわまりない(笑)ものなのです。「包括運賃」の電車にユーレイルパスを使うとただ単に「包括運賃を割り引き」という扱いになります。その場合、座席指定料金分だけを支払った時よりも高い料金を支払わなければなりません。
今は包括運賃を採用している国が多く、スペインなんて新幹線以外の国内列車でも包括運賃なので、どの列車でも追加料金がかかり(20ユーロ、日本円で2000円くらい)、貧乏旅行者でユーレイルパス所持者には厳しい電車事情でした。しかしドイツは新幹線含め殆どの列車が包括運賃を採用していない、さらに全席指定の列車も少ない=ユーレイルパスを持っていれば大体の列車にタダで乗れる(座席指定料金も4ユーロ、日本円で400円くらい)というとても良い国でした。
上手く説明出来たかはわかりませんが、ユーレイルパスでヨーロッパを旅する、という人の参考になれば嬉しいです。


はい、長くなりましたが。
そんな感じで新幹線ではなく普通の列車でガタゴトとブリュッセルに到着。
行く前からブリュッセルの街を色々と想像していましたが、その想像とは全然違った街でした。
駅から出た時に感じた、ちょっとした違和感。
ブリュッセルは移民がとても多かった。違和感と言うと失礼かもしれないですが。
他の街にも移民はいたけど、それより遥かに多い。特に中東のイスラム教徒っぽい人。俺が予約した宿の周辺は完全に移民街と化していて、周りはそういう系の人ばかり。「あれここ本当にベルギーなのか?」と疑ったほど。
別に差別するわけではないですが、正直怖かったです。日本にいたときは殆ど見た事がなかった人達に囲まれるっていうのは。
完全に怯えてました。しかも宿が見つからない。でっかいバックパック背負って迷っている風の日本人なんて格好の的だったと思いますが、特に何も無かったです。考え過ぎでしたかね。しかし今思い出しても怖かったです。泣きそうになりました(笑)ホームシックもあったので気分は今までで一番最悪。
公園らしきところで話をしているおじさん方に道を聞こうとするも、聞く前から「知らないよ」みたいな動作をされ、2時間くらい迷いに迷ってなんとか宿に着いても、あたりまえのように日本人はいない。
旅に出たことを若干後悔しました。この寂しさ、いつまで続くのでしょうか。

日記には、
「この旅に、本当に楽しい!と思う瞬間は訪れるのだろうか…。」
とまで書いてあります。
そんなことを思いながら、汚い宿で同じ部屋の人の強烈ないびきを聞きながら眠りにつく、ブリュッセルの夜でした。

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